ペレットストーブガイド

ペレットストーブのアレコレ、紹介します!

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従来の暖房設備に比べて何が良いのか?

ペレットストーブの良さとして大きく2つの点が挙げられます。

・室内の空気がクリーン
燃焼後の空気は、強制的に屋外に排出します。そのため、室内の空気はいつもクリーン。また、排気も無色透明(白煙が出るのは最初の5分程度)のため、環境に配慮している製品と言えます。

・燃料の保存・購入も楽々
薪の場合、山から木を切り出た後、割る、乾燥させるという手順を踏まなければいけません。薪ストーブには薪ストーブの良さがありますが、労力や保管場所も必要です。
ペレットの場合、1袋(10kg入り)にて販売していますので、手軽に購入できます。ご希望であれば、配達も可能です。さらに、灯油ストーブと異なり、家の中で安全に保管できること、灯油独特の臭いがないこともメリットと言えます。

薪ストーブとの大きな違いは?

一番の違いは、排気方法です。

ペレットストーブは、電気を使って排気を行いますが、薪ストーブの場合は、煙突からの自然排気を行います。(自然排気を行うタイプのペレットストーブもあります)

排気方法の違い=設置工事の違いです。薪ストーブに比べ、簡単に設置できるため、工事費用が安くなることが多いです。

ペレットの種類は?

ペレットは使用部位によって、3種類に分けることができます。ホワイトペレット、全木ペレット、バークペレットとなります。

ペレットのそれぞれの特長は?

3種類のペレットの特長が下記となります。

・ホワイトペレット

樹皮以外の部分を使い、つくるペレットです。硬く崩れにくい、灰の量が少ないなどのメリットも多く、現在の主流となっています。こにゃんの森エネルギー研究会では、ホワイトペレットのみ製造しています。

・全木ペレット

樹皮も含めた全ての部分を使い、つくるペレットです。ホワイトペレットに比べると、やや質が落ちる傾向にあります。

・バークペレット

樹皮部分のみを使い、つくるペレットです。灰の量が多く、発熱量も低いことから、ペレットストーブには推奨されていません。使用するペレットの質や状態によって、ペレットストーブの燃焼効果やメンテナンスの手間は大きく異なります。乾燥度が高く、バーク(皮)の混合比率が低い、良質なペレットを使用することをおすすめします。

ペレットによる燃料としての特長は?

・環境にやさしい

木質ペレットを燃やす際に二酸化炭素は発生しますが、樹木は、成長する際に空気中の二酸化炭素を吸収しています。そのため、トータルで見ると地球上の二酸化炭素量は増えていません。この仕組みが「カーボンニュートラル」です。原料の輸送や加工の際には化石燃料や電気が使用されているものの、木質ペレットの「ライフサイクルアセスメント(LCA)」(樹木の育成から燃焼後までの一生)を計算した場合も、エアコンや灯油ストーブと比べ、排出される二酸化炭素の量が少ないというデータがあります。

・取り扱いがやさしい

木質ペレットは水分を含んでいないため、灯油などと比べ、取り扱いが簡単です。家の中で保存した場合も、臭いを気にする必要はありません。むしろ「木の良い香りがする」と好評です。

ペレットストーブの原理が知りたい!

ペレットストーブは「木質ペレット」を燃料とする暖房器具です。燃焼効率が高いため、不完全燃焼のときに発生する一酸化炭素は限りなくゼロに近い数値となっています。

【点火〜燃焼の流れ】

電源を入れます。

燃焼ポットの中に少しずつペレットが送り込まれていきます。

着火ヒーターからの熱がペレットに当たり、火がつきます。(内部温度は、約800℃です)

空気穴から酸素が取り込まれ、空気が暖められていきます。

暖かい空気を室内に送ります。(ファンを使用して温風を送りだすタイプ、本体に蓄熱させて放熱するタイプの2種類があります)

燃焼した空気は、ファンを使って屋外に排出されます

灰トレーに灰が溜まります